美白クリーム
気になるシミがあるけどレーザーするのは怖いしダウンタイムが気になる、そばかすが広がっているけど範囲が広くてレーザーするのはきりがない、肝斑がなかなかよくならない、傷跡などの色素沈着がなかなか取れないなどお悩みの方には、ホームケアとしてトレチノイン・ハイドロキノンといった美白クリームがあります。
トレチノイン
①皮膚のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促進
しみで茶色くなった部分を普段より早く剥いていくイメージです。
②皮脂の分泌を抑え、角質の異常を改善
ニキビができにくくなり、毛穴の黒ずみや開きなどにも効果が出ます。
③真皮のコラーゲン産生を促し、小じわを改善
皮膚がふっくらみずみずしくなるので、目じりや口回りのちりめんジワに効果がでます。
トレチノインの注意点
●トレチノインの刺激性(強力に皮膚のターンオーバーを早めるため)で特に使用開始直後は患部が赤くなって皮がむけたり、ひりひりした痛みや痒みが出ることがあります。通常2週間以内に肌がトレチノインに慣れて、そのような症状は軽減していきます。軽い赤みや皮むけ程度であれば継続して塗って構いませんが、赤みや皮むけが強い場合は1日おきに塗るなど、間隔をあけて塗布しましょう。症状が強い場合はいったん外用を中止してご相談ください。
●皮膚の角質がはがれていくので、一時的に乾燥がひどくなることがあります。日焼け止めなどによる紫外線対策と、肌の保湿をしっかり行うようにしましょう。
●トレチノインは熱や紫外線で分解されやすいため、保管状態が悪いと効果が下がる可能性があります。冷蔵庫で保管し、1年以内に使い切ってください。(当院のトレチノインは冷凍庫でも固まりませんので、冷凍庫でも構いません)
●妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある場合、授乳中は使用しないでください。
ハイドロキノン
ハイドロキノンはメラニンを作るチロジナーゼの働きを阻害し、さらにメラニン色素を作るメラノサイトそのものを壊す働きがある美白剤です。
ハイドロキノンの注意点
●ハイドロキノンの使用で赤みやかゆみが出た場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
●ハイドロキノンは6か月間連続で使用したら休薬期間を設けます。
●ごくまれに使用部位の色が白っぽく抜けて見えることがあります。その場合は使用を中止し、医師の診察を受けてください。
トレチノイン・ハイドロキノン療法
できてしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインの上に、メラニンの新生を抑制するハイドロキノンを重ね塗りし、メラニンの塊であるシミを取り除いて薄くする治療です。
トレチノイン治療薬は単体だと、ニキビやシワやタルミの改善などに使用されますが、ハイドロキノンと併用することで、美白効果が高まります。
使用方法
1日1回夜のお手入れに使用してください。
洗顔後、いつもの保湿をしてお肌を整えてください。
お手入れの最後に、薄くトレチノインを患部に塗布し、5分ほどおいてから患部にハイドロキノンを塗り重ねます。
トレチノイン・ハイドロキノンの料金
トレチノイン 0.05% 5g | 2980円 |
トレチノイン 0.1% 5g | 3980円 |
ハイドロキノン 4% 5g | 2500円 |