巻き爪治療
巻き爪
巻き爪とは、爪が彎曲し、皮膚に食い込んでいる状態です。主に足の親指の爪にみられ、深爪や不適切な靴選び、肥満や激しいスポーツによる爪への過度の圧力、爪白癬による爪の変形などが原因で起こります。
深爪が皮膚に刺さり、炎症を起こした状態は、陥入爪と呼ばれ、巻き爪とは区別されます。陥入爪と巻き爪が合併することもあります
。
爪のまわりに痛みがある、爪のまわりの皮膚が炎症を起こしている、爪が皮膚に食い込んでいる、足指が痛くて歩きにくい、などの方はお気軽にご相談ください。
巻き爪治療
保険診療
①爪切りの指導(足の爪の長さは指先と同じくらいにそろえ、全体的に少し丸みのある四角形に整えます)
②テーピングなどで痛みを軽減する(テーピングの巻き方の指導)
自費治療
ワイヤーなどの矯正具を用いて爪を矯正する。
当院の治療
巻き爪マイスター
巻き爪(過度に彎曲した爪)を矯正するための医療器具(矯正具)です。コイルばねに内臓された超弾性合金ワイヤーの弾性力を利用して、爪の彎曲を矯正します。超弾性合金ワイヤーとは、通常の金属とは異なり、大きく曲げても常に元に戻ろうとする性質をもつニッケルチタン合金のワイヤーです。メガネのフレームに使われていることで有名ですが、医療分野でも幅広く活用されています。矯正具を装着し、リネイルゲル(角質軟化剤)を塗布、被覆材を貼付。約24時間後に矯正具は装着したまま保護テープ(被覆材)を剥がして水・または湯でリネイルゲルを洗い流します。治療の効果が確認できれば、矯正具を取り外します。(矯正具を取り外す時期は医師の指示に従ってください)
リネイルゲルを爪に塗布することで、爪を一時的に柔らかくすることができ、巻き爪矯正治療の効果を高めることができます。(矯正具と併用することで、治療期間の短縮が期待できる、再発までの時間をのばすことが期待できます)
費用
巻き爪マイスター・角質軟化のリネイルゲルセット11000円/個
注意点
適応は彎曲している足の親指のみです。
爪がある程度長くないと装置が装着できないため、治療希望の場合は1㎜ほど爪を伸ばしてからご来院ください。
爪の幅が狭すぎる・広すぎるなど矯正具の適応サイズを大きく外れる場合は装着できない場合があります。
また、
非常に爪がもろい場合や、爪周囲に炎症が起きている場合には、施術ができないことがあります。
まずはご相談ください。
治療期間
通常、多くの方は1~2か月装着を続けていれば巻き爪は改善しますが、個人差があるため、重度の巻き爪の方では3か月以上かかる場合もあります。
巻き爪の原因によっては、再発の可能性はゼロではありません。